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2011年5月30日 (月)

月曜美術館241

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「信仰と絵画」

開館50周年記念特別企画展Ⅰ「信仰と絵画」

2011年 5/14~6/19

大和文華館

 

 展覧会のタイトルが、「信仰と絵画」という目立たないものだったので、見終わる直前まで、仏教絵画を中心とした地味な展示だと思い込んでいた。

もうすぐ出口というところで、学芸員課程の実習かと思わせる団体と鉢合わせた。すぐに、大和文華館の学芸員の解説が始まったので、その集団に混じって聞いてみた。おかげで、マニ教絵画には、顎の出た猫背の処女神「ダエーナ」や「頭光」を負い赤い縁取りの白い衣を羽織ったマニ教僧侶が登場することが分った。そして、仏教絵画と違う角度で見ることができた。

学芸員は、マニ教の世界観が表現された数点の絵画について、まるでマニ教を布教するかのように、マニ教の世界観を熱く語っていた。その姿が印象的で、たぶん、死ぬまでマニ教・ダエーナ・頭光という「言葉」を忘れないよう思う。

美術館に向かう時は、予習、できるだけ多くの情報を自分自身にたたき込んでいかないと絵画は読めないこと。絵画には、「科学的」な解説が必要なことを思いしらされた。この集団と遭遇しなければ、「信仰と絵画」というありふれたタイトルに秘められたほんとうの奥深い意味が読めなかった展覧会だった。

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2011年5月23日 (月)

月曜美術館240

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常設展

第五福竜丸事件 

ベン・シャーンと丸木夫妻

丸木美術館

『原爆の図』をはじめて肉眼で見ました。いままで見てきた絵の中ではかなり大きなサイズの作品です。ときに人間を等身大に描いた宗教画や歴史画を思い浮かべますが、等身大にすること自体に大きな意味があるのかもしれません。この絵もそのような感をもちます。この図に対していままでもっていたイメージとちがって、至近距離でみると肉体表現が意外となまなましい、というか、なまめかしさまで感じさせて、原爆とか戦争とか平和といった視野だけではないものがあったように思いました。

 第五福竜丸事件は子供のころ、教科書の“本編ではなく、”「副読書や資料集」などにあの水爆のキノコ雲の写真をみた記憶が鮮明でしたが、アメリカの雑誌でこの事件についてのルポルタージュに挿絵をつけたものが作品となり、事件の経緯を示す写真資料とともに展示されていました。今、このような状況のなかでみると、今と当時の違いがあまりないのではないかと思わずにはいられません。本当にひとごとではすまされないです。2s

この美術館は、すこし人里離れたところに位置しているので、帰りはどうしようと思っていたら、美術館の方が(ひょっとして学芸員さん?)が車で駅まで送っていただきました。助かりました。ありがとうございます。車体のロゴがなかなかお洒落でした。

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2011年5月 4日 (水)

月曜美術館239

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目黒区美術館

特別展「原爆を視(み)る1945―1970  

201149日~529

 ゴールデンウィークの初端、特別展「原爆を視(み)る1945―1970」展を見るために目黒区美術館へ足を運んだ。

 受付では、「包む―日本の伝統パッケージ」展を会期延長したという説明を受けただけで、「原爆を視(み)る1945―1970」展は開催されていなかった。

 こういうことを、キツネにつままれるというのかもしれない。にわかに信じられなかったが、そういえば、駅張りポスターに前回の展覧会の「会期延長」を伝える小さなシールが貼ってあったのが、エスカレーターから見えた。

 中止の顛末としては、準備不足や作品の輸送上の問題等の物理的なものではなく、東京電力福島原子力発電所の事故と「原爆を視(み)る1945―1970」展の内容を恣意的に関係づけて

、自主規制となってしまったのだろう。

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