月曜美術館241
「信仰と絵画」
開館50周年記念特別企画展Ⅰ「信仰と絵画」
2011年 5/14~6/19
大和文華館
展覧会のタイトルが、「信仰と絵画」という目立たないものだったので、見終わる直前まで、仏教絵画を中心とした地味な展示だと思い込んでいた。
もうすぐ出口というところで、学芸員課程の実習かと思わせる団体と鉢合わせた。すぐに、大和文華館の学芸員の解説が始まったので、その集団に混じって聞いてみた。おかげで、マニ教絵画には、顎の出た猫背の処女神「ダエーナ」や「頭光」を負い赤い縁取りの白い衣を羽織ったマニ教僧侶が登場することが分った。そして、仏教絵画と違う角度で見ることができた。
学芸員は、マニ教の世界観が表現された数点の絵画について、まるでマニ教を布教するかのように、マニ教の世界観を熱く語っていた。その姿が印象的で、たぶん、死ぬまでマニ教・ダエーナ・頭光という「言葉」を忘れないよう思う。
美術館に向かう時は、予習、できるだけ多くの情報を自分自身にたたき込んでいかないと絵画は読めないこと。絵画には、「科学的」な解説が必要なことを思いしらされた。この集団と遭遇しなければ、「信仰と絵画」というありふれたタイトルに秘められたほんとうの奥深い意味が読めなかった展覧会だった。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)






最近のコメント