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2011年11月28日 (月)

月曜美術館248

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ぬぐ絵画日本のヌード 1880-1945

Undressing Paintings: Japanese Nudes 1880-1945

東京国立近代美術館 20111115日~2012115

日本が開国したときにフランスで展開していた絵画シーンが「西洋の画法」として日本につたわり、そのひとつである裸体画も同じようにつたえられました。

この展覧会では、裸体画の当初宿命としてとらえられたエロスとか猥褻についての画家たちの取り計らいはどのようなものであったかといった見方と、絵画の新しい主題ととなる“肉体という塊”をどのような比率で、どういうバランスで描くのか。

事物から切り離されて浮かびあがる存在感をどのように表現するべきか、あるいはいかにそのような捕われから逸脱すべきかを模索された軌跡をテーマにしたものでした。

 ということでヌードをキーワードにして黒田清輝や中村彝、萬鉄五郎など当時のアカデミックな画家の名作が見ることができたのはさすがです。

村山槐多の『尿する裸僧』や古賀春江の『コンポジション』などを見るとエロスや猥褻からは逸脱しているし、当時裸体画というということを意識して描いたのではないらしいというのはよくわかりますが、そこは強引というよりも、この展覧会の主旨の捉え方として興味をひきました。

個展などとくらべて、テーマを設定しておこなわれる企画展は企画するほうも見るほうもむずかしいものがありますが、(決して個展が簡単という意味ではありません。)この展覧会はテーマが分かりやすいし、あるようでなかった視点があって美術館の力量みたいなものを感じました。

今回の東京は11月末とは思えない温い気温で、心地よかったです。夜は友部正人さんのライヴを聴き、翌日は英国のロックバンド、クイーンの『クイーン展』に行き、その足でこれまた英国のロックバンド、ビートルズ第四の男、ジョージ・ハリスンの伝記映画『LIVING IN THE MATERIAL WORLD』に雪崩れ込みました。どれもみな盛況で大阪の文化の不毛さを改めて憂入るものとなりました。

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2011年11月 7日 (月)

月曜美術館247

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秋の特別展 千島・樺太・北海道アイヌのくらし-ドイツコレクションを中心に-

 11月3日の文化の日に、民博の展覧会、秋の特別展 千島・樺太・北海道アイヌのくらし-ドイツコレクションを中心に-を見てきました。

 展覧会のテーマは、「百年前のアイヌの暮らし」です。19世紀終り頃~20世紀初め頃、年号でいえば明治時代。その当時の「アイヌの暮らし」を「とる」「たべる」「すまう」「よそおう」「いのる」といった衣食住の項目に分けて400点余りの民具資料を展示していた。

展示資料が多いことはうれしい。しかし、「アイヌの暮らし」を衣食住の項目にわけたために、生活様式が異なる千島アイヌ・樺太アイヌ・北海道アイヌのそれぞれ暮らしが頭の中でごちゃごちゃになってしまった。

 また、「工芸品」展という側面もあり、アイヌの暮らしというテーマにこだわらず、マニアックに民具資料を作品としてみていくことができると思う。

 今年は、日本とドイツの交流150周年ということで、ドイツの民族学博物館から120点の資料(ライプツィヒ民族学博物館・ドレスデン民族学博物館所蔵資料)が出展されていた。海外コレクション展という展覧会の目玉の一つで、リーフレットのデザインはドイツの国旗をあしらったものであろう。ただ、ドイツの国旗の上から黒赤黄の三分割の色が、リーフレットでは黒・黄・赤となっているのが気になった。   

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